【プロに取材】石井食品×ユーハイムの協業!和栗のモンブランの魅力とは?

【プロに取材】石井食品×ユーハイムの協業!和栗のモンブランの魅力 ケーキ
この記事は約9分で読めます。

※当サイトは、一部アフィリエイト広告を利用しています。

この記事を書いた人

三度の飯より「スイーツ」が大好き。

大手百貨店の和洋菓子売り場で販売員からバイヤーまで通算4年勤務。

年間で和菓子・洋菓子を含む500種類以上の様々なスイーツブランドに関わり、食べまくる。

趣味は「スイーツ巡り」
今までで一番感動したスイーツは「治一郎のバームクーヘン」

つむをフォローする
筆者(つむ)
筆者(つむ)

今回、ミートボールで有名な「石井食品」とバウムクーヘンで有名な「ユーハイム」の協業で和栗のモンブランが発売されるとのことで発表会に呼んでいただきました!

この協業商品である和栗のモンブランが生まれた理由としては、食品添加物を使用せず、職人の手で美味しいものを作っていこうというプロジェクト「スラッシュゼロ ラボ」の一環によるものです。

この記事を読めばわかること

  • 「スラッシュゼロ ラボとはどのようなプロジェクトなのか」
  • 「和栗のモンブランにはどのような魅力があるのか」
  • 「和栗のモンブランは美味しいのか」

そこで、今回は特別編として取材の中で聞いた和栗のモンブランの魅力や実際に食べた感想などについて紹介します。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

石井食品×ユーハイムの協業で生まれた和栗のモンブランが気になる方には役立つ記事となっているのでぜひ最後までご覧ください!

スポンサーリンク

スラッシュゼロ ラボとは?

スラッシュゼロラボ

「スラッシュゼロ ラボ」は、ユーハイムと石井食品が発足した共創プロジェクトです。

/0(スラッシュゼロ)とは、食品表示で添加物を示す「/」以降の表記がない、つまり製造工程で食品添加物を使わない証を意味します。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

このプロジェクトでは、職人の技術と厳選素材を軸に、企業の垣根を越えて新たな商品を開発します!

 

(色々な協業商品が見れると思うとワクワクしますね…!)

作り手同士のつながりから生まれる「本当のおいしさ」を未来へ届け、フードロスのような社会課題にも向き合うことを目指しています。

ユーハイムとは?

ユーハイム ロゴ

1919年に日本で初めてバウムクーヘンを焼いた創業者カール・ユーハイムの思いを受け継ぐ、神戸の老舗洋菓子メーカーです。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

筆者が百貨店で働いていた時もバウムクーヘンで定番の人気を誇っていました!

創業から100年以上にわたり、「シンプルでまじりけのない素材」を追求し、職人の手による自然な味わいのお菓子作りを続けてきました。

食品添加物に頼らず、代替油脂ではなく、バターを使用したお菓子づくりに取り組むなど、その真摯な姿勢は「スラッシュゼロ」の理念と深く重なります。

石井食品とは?

石井食品 ロゴ

「真(ほんとう)においしいものをつくる~身体にも心にも未来にも~」を理念に掲げ、製造過程で食品添加物を使わない「無添加調理」で知られる食品メーカーです。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

ミートボールで有名ですよね。筆者も小さいころよく食べてました!

創業80周年を迎え、国産素材にこだわり、その素材を育む生産者と共に歩む姿勢を大切にしてきました。

今回のモンブランでは、味は良くても色味の問題で商品にならなかった規格外の和栗を提供するなど、素材を無駄なく活かすサステナブルな取り組みも特徴です。

「スラッシュゼロ ラボ」に対するユーハイム、石井食品の代表の想い

ここからはユーハイムと石井食品の各社代表によるトークセッションをご紹介します!

筆者(つむ)
筆者(つむ)

このトークセッションでは「スラッシュゼロ ラボ」に対してどのような熱い想いをもって取り組んでいるのかについて詳しくお話を伺うことができました。

ユーハイム代表取締役社長 河本英雄さんの想い

プレス会_代表挨拶(ユーハイム)

ユーハイムは2000年に添加物不使用のアピールを取り下げましたが、時代が進むにつれあらためて考えされられ、再度添加物を使わないということを大々的にアピールすることに挑戦しようと決めたそうです。

その挑戦の中で生まれた気づきが今回の「スラッシュゼロ ラボ」というプロジェクトへとつながりました。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

もちろん、添加物を使わずお菓子作りをするのは険しい道のりで、乳化剤を使用しないと生地がパサパサになるなどの問題が発生したそうです。

ただ、そこで気付きを得たのが「職人の技術でこの問題を解決できないか」ということです。

添加物を使用しない中で何度も何度も職人の方々が試行錯誤を行い、工夫する中で以前よりも美味しい商品が誕生したそうです。

また、このような取り組みをする中で他の企業でも同様の課題を持っていることを知り、同じ志を持つ仲間と手を取り合いたいという想いが「スラッシュゼロ ラボ」の設立につながったと河本さんは語ります。

石井食品代表取締役執行役員 石井智康さんの想い

プレス会_代表挨拶(石井食品)

石井食品でも同様に、添加物不使用に挑戦した過去があります。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

一度は添加物を使う体制でしたが、なんと2年もの年月をかけて全てを無添加調理へと切り替えたそうです…!

もちろんユーハイムと同様に添加物を使用していた時と比べると美味しくなくなるという課題に直面しましたが、職人の努力や厳選素材によってさらに美味しく、あるいは別の美味しさを生み出すことができたと石井さんは語ります。

石井食品代表

今回のプロジェクトでは、洋菓子と惣菜という異なる分野の技術者が集うことで、シナジー(相乗効果)が生まれると期待を寄せています。

普段扱う素材や技術が違うからこそ互いに刺激となり、新たな学びが生まれるとのことです。

今後は年に一度のペースでコラボ商品を開発し、将来的にはメーカーだけでなく流通や顧客をも巻き込んだ大きな活動にしていきたいと、石井さんは力強く語りました。

和栗のモンブランの魅力を深掘り!職人の方々によるトークセッション

集合写真

ここからは、石井食品とユーハイムの職人の方々によるトークセッションをご紹介します。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

このトークセッションでは、普段は知ることができない「和栗のモンブラン」の魅力やどのような想いを持ってこの商品を作っているのかについて知ることができました。

【石井食品の三谷さんが語る】調達する和栗へのこだわり

トークセッション 石井食品 三谷さん

石井食品の三谷さんは食品の調達を担当されています。

石井食品では食品調達の部門を素材価値開発という名称にしているそうで、生産者を大切にしていることからこの名称にしているとのことです。

和栗は茨城、長野、千葉と3つの県の栗を使用しており、熟した状態で自然に落ちた一番美味しい状態の栗を使用していると三谷さんは語ります。

また、栗の旬は8月後半~11月上旬までで、栗ができるまでにはさまざまな工程がありますが、コミュニケーションのために工程ごとに生産者のもとを訪問しているそうです。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

旬の時期を絶対に逃さないように情報取集をしているというお話から、美味しい栗を調達するための大変さやこだわりが伺えました…!

【石井食品の山崎さんが語る】

トークセッション 山崎さん

石井食品の山崎さんも三谷さんと同じく素材価値開発部です。
栗を一つひとつ丁寧に手で剥いて、加工をすることを主に担当されているそうです。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

美味しい栗を届けるために一つひとつ手で剥いているのは本当にすごいですよね…!

「生産者の思いを届けたい。」との想いがあるとのことで、そのためには素材本来の風味を生かした商品を消費者に届ける必要があると山崎さんは語ります。

単に商品が美味しいというだけでなく、商品がきっかけで素材が生まれた地域に興味を持ってもらい、さらにその地域が盛り上がってほしいという熱い想いがあるとのことでした。

【ユーハイムの加藤さんが語る】和栗のモンブランを作る際のこだわり

トークセッション ユーハイム加藤さん

ユーハイムのマイスターである加藤さんは和栗のモンブランを開発した方です。

加藤さんによると栗が美味しいかどうかは、舌のほぐれ具合や、ほどよい甘さであるかどうか、栗の香りがするかどうかで判断するそうです。

モンブランを絞る加藤さん

筆者(つむ)
筆者(つむ)

また、モンブランを作る際のこだわりとして、栗を楽しむために極力シンプルにしつつスポンジはふんわりとさせたそうです!

和栗のモンブランを食べる際には、3層での味わいの重なりを楽しんでほしいと加藤さんは語ります。

和栗のモンブランを実食レビュー!モンブラン絞り体験もさせてもらった

今回は和栗のモンブランを試食させていただいただけでなく、モンブラン絞り体験もさせていただきました!

栗本来の風味と甘みがしっかりと感じられる

和栗のモンブラン 実食①

和栗のモンブランを食べた瞬間に一番驚いたのが栗本来の風味と甘みが強くする点です。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

栗本来の甘みとはいえ、厳選され熟した栗が使用されているのでほど良くしっかりと甘いです。

ちなみにケーキ1個のモンブランクリームに使用されている和栗の数は約6.5個だそう…!(すごい量)

モンブランのクリームはまるで栗きんとんを食べているような感覚でした。

生クリームが全然甘くないように仕上げられている

和栗本来の甘みを活かすために、生クリームが全然甘くないように仕上げられていました。

実際、生クリームは無糖だそうで砂糖を使用していないそうです。

その分和栗本来の甘みを楽しめるので、まるで栗きんとんを食べているような印象で、ほど良い甘さが最高です…!

筆者(つむ)
筆者(つむ)

生クリームは甘くはないのですが、たっぷりと入っているのでボリューム感があり、口に入れた時の満足感がすごかったです。

3層が合わさるからこそ美味しい

和栗のモンブラン 実食②

和栗のモンブランは3層合わさるからこそ美味しいと感じました。

ユーハイムのマイスターである加藤さんも3層の重なりを楽しんでほしいと言っていましたね!

筆者(つむ)
筆者(つむ)

ふわふわのスポンジは程よく甘く、生クリームは甘くなく、和栗のペーストは栗本来のほど良い甘みと3層の味のバランスが補い合っており美味しかったです。

モンブランの絞り体験ではプロの凄さを感じた

モンブラン絞り体験③

実際、体験でモンブランを絞ってみましたが写真の通り、筆者が絞ると悲惨な出来栄えです。笑

土台に向かって栗のペーストを絞る形で体験をさせてもらいました。

<栗のペースト>

モンブラン絞り体験①

<土台>

モンブラン絞り体験②

やっぱりプロはすごいですね。プロの職人のすごさを感じました。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

ペーストの絞り方でも味が変わるそうで、職人の技術がこの美味しい和栗のモンブランになっているのだと改めて痛感しました…!

和栗のモンブランはいつどこで買える?価格はどのくらい?

和栗のモンブラン

ユーハイムと石井食品の協業による「和栗のモンブラン by 石井食品×ユーハイム」は、関東と関西のユーハイム限定17店舗で購入できます!販売開始は10月10日(金)からです。

下記に販売店舗をまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

エリア 都道府県 店舗名
関東エリア 東京都 高島屋日本橋店
アトレ目黒店
西武池袋本店
東武百貨店池袋店
京王百貨店新宿店
ルミネ荻窪店
アトレ吉祥寺店
埼玉県 そごう大宮店
千葉県 東武百貨店船橋店
高島屋柏店
神奈川県 高島屋横浜店
関西エリア 大阪府 阪急百貨店うめだ本店
阪神百貨店梅田本店
あべのハルカス近鉄本店
兵庫県 大丸神戸店
リブ住吉店
京都府 ジェイアール京都伊勢丹

ちなみに価格は2,592円(税込)となっています。

販売期間が限られているため、和栗のモンブランが食べたい方は早めに店舗へ買いに行くことをおすすめします…!

まとめ

今回は特別編として、取材の中で聞いた石井食品×ユーハイムの協業で生まれた和栗のモンブランに関する魅力やこだわりについて紹介しました。

筆者(つむ)
筆者(つむ)

今回発売された和栗のモンブランは食品添加物を使用せず、職人の手で美味しいものを作っていこうという「スラッシュゼロ ラボ」の取り組みの一環ですが、今後展開される商品にも期待したいですね!

和栗のモンブランは期間限定の商品のため、気になる方は早い目にお近くの店舗までお買い求めください。

プロフィール

三度の飯より「スイーツ」が大好き。

大手百貨店の和洋菓子売り場で販売員からバイヤーまで通算4年勤務。

年間で和菓子・洋菓子を含む500種類以上の様々なスイーツブランドに関わり、食べまくる。

趣味は「スイーツ巡り」
今までで一番感動したスイーツは「治一郎のバームクーヘン」

つむをフォローする
ケーキ
つむをフォローする
スイーツノート
タイトルとURLをコピーしました